テイルズオブベルセリアを2周目クリアした感想
テイルズオブベルセリアの2周目をクリアしました。
2周目と言ってもシナリオが変化するわけでもなく「強くてニューゲーム」になるだけですが、経験値2倍の設定で始めたのでレベル上げに時間を費やすことがなくストーリーを楽しめました。
2度クリアして、改めてこのゲームはシナリオが秀逸だと感じました。
そんなわけで今回は2週目をクリアした感想を書いていきたいと思います。
2017/0708追記:
感想の前に、ベルセリアのクリア後にゼスティリアを購入し、クリアしました!
ベルセリアをクリアしてゼスティリア未プレイの方はぜひプレイしてください!このブログの最後にも感想を追加しましたのでぜひ読んで下さい!
それでは感想を書いていきます。
序盤の掴みが凄まじい
プロローグでいきなり弟(ラフィ)が義兄(アルトリウス)に生け贄として殺されます。それを目の当たりにした主人公ベルベットが悪魔に豹変してしまい地下牢に閉じ込められるという始まりかたはかなり衝撃的でした。
復讐という憎悪を抱き続け、数年後に地下牢から脱獄する…というもなかなかありそうでなさそうな展開に興奮しました。
脱獄後、外に出ると弟を殺した義兄が英雄となり民衆から尊敬されている。そんな英雄を殺すために冒険がはじまるというこれまたありそうでなさそうなストーリーです。
正直、子供の頃にこんなストーリーのゲームをやってみたかったです。
中だるみのない展開
主人公たちは英雄を倒す悪党パーティです。集まる仲間たちも目的が一致しているから行動を共にするだけ、という殺伐としたパーティです。
しかし、物語が進むにつれてメンバーが打ち解けていき、中盤あたりではシリアスキャラだと思っていたアイゼンがギャグキャラになっていくなど、メンバーの素が出始めて見ていて微笑ましい気分にもなりました。
そうなったかと思えばベルベットに絶望に叩き落とされる展開になり、プレイしていて途中で飽きるようなことがありませんでした。
おねショタ
はじめて「おねショタ」と言うものを体験しました。お姉さんとショタの略らしいです。
男の子の聖隷ライフィセットと、それを取り巻く(取り合う?)女性キャラたちの関係についニヤニヤしてしまう場面がありました。
男キャラがかっこいい
無駄に中二病感が漂いまくってるアイゼンとロクロウの二人がかっこいいです。
そんな二人の影響を受けてライフィセットが大人の男に成長していくサマがこれまたかっこよかったです。
一貫して導師を倒すストーリー
ファンタジアのダオス同様、最初から一貫して導師アルトリウスを討つという非常に分かりやすいストーリーでした。
よく途中から展開が変わっていって「あれ?どういうことなの…」と置いてけぼりになることがありませんでした。
ラスボスのアルトリウスの本性
アルトリウスは世界の人々を救うために義理の弟を生贄にするような、世界のために家族を殺す非情な人間にしか見えませんでした。
しかし彼自身も辛い過去を体験しています(詳細はゲームをプレイしてみてください…)。彼自身もまた被害者でした。
スタッフロールのイラストが泣かせる
エンディング後のスタッフロールでは誰も犠牲にならない場合のアナザーストーリーが描かれています。ベルベットは弟と一緒に旅を出るという話で、叶わない夢を見せられているようで悲しい気分になりました。
サブストーリーもかなり良い
サブストーリーまでやりつくすと、パーティメンバーや敵キャラが抱えている裏側の姿が見えてきてまた違う感情を持つようになりました。
また、ザビーダやフェニックスなどゼスティリアへと続いていくサブストーリーも、当時ゼスティリア未プレイだった僕には非常に気になる内容でした(その結果ゼスティリア買ってしまいました)。
おわりに
前作のゼスティリアはかなり炎上したようですが、今作はかなりの良作だと思っています。
伏線放置などといった展開や明らかな矛盾もありませんでした。
偶然PS4と一緒に購入したゲームでしたが、本当に購入してよかったと思います。
どこかのブログで「まだまだこのキャラたちと一緒に旅をしたい」という感想を見かけましたが、私も全くの同じことを感じたゲームでした。
以下、追記です。
今だからこそ前作ゼスティリアをプレイしてください!
ブログの冒頭にも追記しましたが、ベルセリアをクリアしてゼスティリア未プレイの方はぜひゼスティリアをプレイしてください!
ゼスティリア自体はシナリオやキャラの扱いが雑だったりと非常にバッシングを浴びました。
しかしシナリオは今作のベルセリアによって補完されているのでベルセリアをクリアしていればその辺りはほとんど気になりませんでした。
なによりベルセリアに登場するザビーダやエドナと共に旅ができ、サブイベントにも登場したキャラたちと再び会えることに胸が熱くなりました。
キャラやシステム的なものは少し不満は残ったものの、発売当初よりかなり値下がりされているので「大型の追加(?)コンテンツ」と思えばそこまで悪くないものだと思います。