自分自身への知恵袋

日々のことやこれまでの経験で得た役立つこと(?)、その他どうでもいいことなど色々書いていこうと思います。不動産投資についても経験談など書いていきます。

【書評】『会議でスマートに見せる100の方法 』の感想・要約。意外と使える良書かもしれない

ちょっと前にネットで話題になっていた「会議で誰よりも賢く見せるトリックというのがトレンドにあがっていました。

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ネタ自体は2年近く前のものですが、時代に左右されるような内容ではなく、実際の会議で使えそうな非常に面白い内容でした。

「トリック」というタイトルの通り、有用なビジネススキルを身に付けるのではなく「デキる人っぽく見せる」というジョーク色の強い本ですが、場合によっては本当に評価を上げてることができるんじゃないかというネタがいくつか存在しました。

 

そんなネタが一冊の本として販売していたことを知り、購入したので本に書かれているネタを何点か紹介しながら感想を書いていきたいと思います。

 

大まかな内容と感想

内容としては
「通常の会議」
「緊急の会議」
「ビジネスパーティ」
など、ケース別に使えるネタが紹介されていました。

ほとんどのネタは下らなくて、少し笑えるものばかりでしたが、中には
「これを使えば実際に評価を上げられるんでは…?」
と思えるようなネタも紹介されていました。

例えば、相手を褒めたり、一致団結させるような発言をするといったような、メンバーとの人間関係が良好になるような内容が紹介されていて、そういった内容は非常に有効だと感じました。

 

そこらの自己啓発本よりよっぽど役に立つ

自己啓発本はたまに読んだりしていますが、大体同じようなことを表現を変えて書いているだけのように感じます。
大体以下のような感じでしょうか。
「すぐに行動しろ」
「考えるだけじゃなく、書いて思考を整理しろ」
「朝一にスケジュールを立てろ」
「会社のメンバーと飲みに行け」
「運動しろ」
「身だしなみを整えろ」
「会議では自ら発言をしていけ」
「会議ではホワイトボードの近くに座れ」
などなど、でもこれらの事って、就職したら若手の頃に先輩から教えてもらえることばかりだと思うんです(たまに「別に読む必要なくね?」なんて思うこともあります)。

 

特に、下2つの会議に関することについては、意味不明で発言のしようがない会議に突然参加させられることなんて多々あるのに、そういったケースの対策なんて書かれた啓発本を見たことがほとんどありません。

頑張って思考を張り巡らせて発言したとしても「はぁ?」なんて反応されることだって多々あります。
ついでにホワイトボードの近くに座れなんて書いてることについては、ホワイトボードを使いたがる人は遠くに座っていても歩いていきます。

しかし、本書はジョーク色が強いものの、そういった意味不明な会議に出席することになったとしても、うまく切り抜ける手段が書かれていました(実際に使えるかはケースバイケースだと思いますが)。

 

そのネタをいくつか紹介しつつ、私の感想を述べていきたいと思います。
ちなみに「そんなもの当たり前だろ!」とか思われるかもしれません。私も実際にそう思いました。でも、改めて認識するという意味では非常に有意義な時間でした(と、自分に言い聞かせています(笑))。

 

使えそうなネタの紹介

[終始うなずいてメモを取る]

ぶっちゃけ「お前分かってなくて適当にメモしてるだけだろ」と相手にはバレバレです。
ですが、若手や異動したての人の場合、とにかくメモを取ることでやる気だけはあることが評価されます(まぁ実際の仕事ができなくても「やる気は見せてくれるんですけどねぇ…」といった感じになりますが…)。
うまくいけばボーナスの査定で「やる気」だけは評価されて、最低評価を避ける可能性が出てきます。自分でも積極的に取り入れたいと思いました。
(もっとも、「結果」だけを評価して「やる気」や「これまでの努力」を評価しない上司もいますが)

 

[相手が問題を提起したら、例を求める]

これは私も時々使う技で会議をしていると「なんとなくこんな問題が起きそう」といったときに笑顔で「あー何となくわかります。でもなかなかイメージが掴みづらいので具体例とか出してもらっていいっすか?」なんて発言します。
そうすると、周りからも「真剣に考えているんだな…」と思われます(実際、質問してる若手を見ると頑張っているように感じたりします)。

 

ただ、私が相手から「具体的な事例を出せ」と言われると若干鬱陶しく感じる時もありますので、状況によっては不快感を与えてしまうかもしれません。
使うときはできるだけ相手の顔色を見て、下手に出た方がいいかもしれないですね。 

 

[「そりゃすごい」「なるほど」「すばらしい」を連発する]

思い返してみれば、私が今までに参加した会議でも「すげえ」って言うといい感じに会議が進んでいくことが何度かありました。
「すごい」って言われると相手は喜ぶのはもちろんですが、会議の内容が良く分かってなくてもなんとなく使うことができます(「なるほど」などは特に)。
「会議では発言することが重要」なんて言われたりしますが、意味不明な会議に出席させられたときは、相槌を連発しとけばとりあえず存在感だけでもアピールできる有効な手段だと改めて感じました。

 

まとめ

他にもネタはまだまだありますが、取り立てて使えそうなネタを紹介しました。

会議といっても時間、場所、参加するメンバー、自分のポジション、内容など様々な性質があります。
そういった会議の性質によって使えるネタ、使えないネタが変わってくるかと思います。

会議がある日はパラパラとめくって使えそうなネタがあれば実践していきたいと思えるような本でした。

 

ぜひこの記事を読まれた方は読んでもらえたらと思います。ではでは。